このところ必要性を感じていた小波パフォーマンスのさらなる小波用モデル。
テイストはパフォーマンスライクですが、BENDERシリーズよりもさらに小さな波に対応するテンプレートです。

先行モデルである”Pantera”よりも各部がワイドな設定となり、スタビのネーミング通りコントロールされた安定に重点を置きました。悪条件での走行力、パフォーマンスの平均力が大幅に上がっています。

また、最初にご紹介した２年前よりもワイドなアウトラインとなるアップデート版がこちらです。本国オーストラリアではPantera　XXXと名付けられたモデルで日本向けにはスチュアート本人よりツインスタビ設定が強く推奨されています。

モデルの位置づけとしては、小波パフォーマンス”BENDERシリーズ”と極小波用”FX-4シリーズ”の中間的なポジション。
小波～ミディアムサイズ程度（サイズアップ時）が主になるポイントでは、高い出動頻度になるはずです。

乗り味の詳細はこちらをご覧ください。

＞スチュアートシェイプ全般の特徴とインプレ

どのテンプレートにもコンケーブが深く掘られており、とにかく走ります。張り付くようなドライブ感はこのコンケーブか大きな役割を果たしていますね。

ボトムターン・１ターンの伸びはとても強い部類だと思います。この「ドライブ性と安定感」はターンに余裕を持たせるためには必須の要素。

僕の場合、確実にドライブするボードの供給を受けた結果、より奥からのテイクオフ、よりクリティカルな位置へのアプローチを生み、結果レベルを引き上げてくれたと感じています。

リップアプローチはとてもやわらかく軽い感覚です。ルースですばやい返しは、ある程度のロッカーを感じさせますが走りとドライブは前述の通り、かなりのレベル。
張り付くようにドライブするのに、リップアプローチでは解き放たれたような軽さ。
大げさではなく、僕が求めていた強いドライブ性とルースなアクション性の融合です！

まずは、コンディションにおける許容範囲。どのテンプレートもオンショアのビーチからポイントブレイクまで違和感無く対応します。悪い要素の多いコンディションでも止まらず、引っかからず、常に走ってくれるということです。（全てにずば抜けという意味ではなく、より中間的なセッティングがされているということです）

そして、スタンスにおける許容範囲。これは見落としがちなポイントですが、アベレージサーファーにとっては非常に重要です。
スタンス位置がずれても、ある程度のルース性はキープされ、ターン・アクションが可能です。（ここでスピードが死なず走ってくれるボードは、乗りやすくレベルアップに適したボードになります）
スタンドアップ毎にスタンス位置が若干ずれる、又は前よりにスタンス＆プッシュするフロントフッテージの方にもフィットします。